誰もが知っているコカ・コーラ。
個人的にもすごく好きな飲料です。
コカ・コーラといえばブランド力の強力さが目立ちますね。
アメリカのアメリカ・インターブランド社が発表した2018年のブランドランキングでも第5位にランクインされています。
ちなみに上には、1位:Apple、2位:Google、3位:Amazon、4位:Microsoftとなっており、下には6位:サムスン、7位:トヨタ、8位:メルセデスベンツ、9位:Facebook、10位:マクドナルドとなっています。
あと出典元は忘れてしまいましたが、世界で知られている単語ベスト10の中にもコーラがあったはずです。
さて、こんなにブランド力が強力なコカコーラ。
マーケティング力も強力であると思うのですが、そんなコカ・コーラでもマーケティングのミスはするものです。
コカ・コーラのライバルといえば、ペプシコーラ。
ペプシコーラはコカ・コーラより甘味が強い人間の味覚上はよりおいしいと感じる製品らしいですね。
このペプシコーラとの競争で、1985年にコカ・コーラは古い製法から甘味を強めた製法に変えるという決断をします。
名前をニュー・コーク。
市場調査に当時お金で400万ドル(1ドル100円換算で4億円)も注ぎ、甘いコークの方を好む人が多いという結果を受けての決断でした。
ところが、ニュー・コークの発売は全国的な騒動を引き起こすほどの問題になりました。
市場調査では、味については調査をしましたが、消費者が抱いている愛着等の感情面は調査をせずにこの決断をしてしまったのです。
その後、クレームや抗議、そして訴訟まで起こる始末に・・・
結局、コカ・コーラは10週間後にはニュー・コークを撤退させ100年の歴史を持つ製法によるコーラを「クラシック・コーク」として再投入しました。
これにより以前以上に強固なブランド力を得ることになったそうです。
これほどの会社が、大金と精鋭を使って調査をして実施した戦略でさえ間違えてしまうのですが、マーケティングというのは本当に難しいと言わざる得ないですね。
安易なマーケティングはしてはいけないが、ある程度はやってみないとわからないという気持ちで取り組まないといけないかもしれませんね。
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