経営者の仕事とは何でしょうか?

 

会社で一番仕事ができることでしょうか?

 

誰よりもお金を稼ぐことでしょうか?

 

誰よりも技術やサービスに詳しいことでしょうか?

 

色々な意見があるとは思いますが、「経営判断をすること」が経営者の仕事だと弊社では考えています。

 

今回は経営判断についてです。

 

経営判断とは?

経営者の仕事は外から見ると非常にわかりにくいと思います。

 

「うちの社長は一体何をやっているの?」と思っている従業員の方も多いでしょう。

 

経営者自身も自分の仕事を明確に答えることが出来ない方が意外と多いです。

 

中小企業の経営者であれば、ほぼすべての業務に関わっていることが多いため、「経営者の仕事=全部」と考えてしまう人も多いでしょう。

 

しかし、実際には人が足りないとか、費用の関係で経営者が様々な業務を自分でやっているので全部が経営者の仕事ではないというのが実情です。

 

では、経営者の仕事とは何なんでしょうか?

 

経営者の仕事は、「経営判断をすること、物事を決めること」です。

 

 

例えば

 

会社としてこのサービスは提供すべきか?

 

この制度は無くすべきか?

 

従業員が働きやすくなるためにこの仕組みがあった方が良いのか?

 

このような会社の方向性や環境を決める大きな事項に対して判断をしていくいのが経営者の仕事になります。

 

 

経営判断の原則は?

「経営判断がなかなかできない。あれもこれもと考えてしまう」

 

このような経営者の方は少なくありません。

 

ではどうすればいいのでしょうか?

 

経営判断の原則は、会社のビジョンに沿っているかどうかです。

 

ビジョンとはその会社が10年後、20年後になりたいと思っている理想の状態です。

 

この理想の状態になれるような判断をしていくことが原則となります。

 

この会社のビジョンを作っていないが故に経営判断はぶれてしまいます。

 

またこのビジョンを決めるためには、会社の価値観を明文化した経営理念やミッションも必要になってきます。

 

会社の価値観が決まるから将来の理想像が決まり、将来の理想像が決まっているから今すべきことがわかるということです。

 

経営判断がブレるという方はしっかりとビジョンを作成してみると良いでしょう。

 

判断基準は?

経営判断が社長の仕事、判断の原則はビジョンに沿っているかどうか、ということを説明しました。

 

では、実際に最終的な判断をするための基準はどうすればよいのでしょうか?

 

弊社では、ビジョンに沿って考えて最終的には数字を判断基準にすることを勧めています。

 

 

会社が儲かっていない時に経営者はどのような決断をすべきなのでしょうか?

 

 

数字を元に判断をしないと、「とにかく売上を上げる!」とか「経費を削る」という考えに走ってしまいます。

 

その判断があっていることも多いとは思いますが、数字で判断をしないとその点が本当に問題なのかがわかりません。

 

私の知り合いで、とにかく売上が足りないと言っている方がいました。

 

なぜ売上が足りないというのかというと利益がでないからです。

 

しかし、調べてみると知り合いの会社の値段はライバルより少し高めで、しかもお客様の入りも良い状態・・・

 

なぜ利益がでないのでしょうか?

 

問題は経費面でした。

 

しかもその他に分類されるような無駄遣いです。

 

その無駄遣いが結果的には利益を無くしてしまっていたのです。

 

数字で説明をしたところその知り合いは非常に驚いていました。

 

自分が無駄遣いをしているとは思っていなかったからです。

 

しかし、数値で考えると明らかに無駄遣いをしていました。

 

そこから一緒に対策をたてて経費率を一定に抑えることに成功し、少しですが利益を出すことに成功しました。

 

 

まとめ

今回は経営判断について、経営判断の原則と判断基準についてお伝えしました。

 

原則は貴社のビジョンに沿って、最終的な判断は数字をみならがら行うと良いでしょう。

 

弊社のメルマガ登録でビジョンの作成や数字の判断方法について簡易的にですがご紹介をしているので良かったら活用をしてみてください。

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